MBA取得を狙う君たちへ

実際に受験準備を始めるとすぐに気付きますが、MBA受験は驚くほど予備校やネットで入手した理想的な計画通りには進みません。MBA受験で苦労し合格した私だから伝えられる、志望校合格のための秘訣(何をやればいいのか?何はやらなくていいのか?)をご紹介します!

MBAに向けた勉強 〜 GMAT対策

MBAに向けた勉強 〜 GMAT対策

GMATの各セクションの対策も、独学ではなく一流予備校で効率的に学ぶべき

これには理由があるのですが、まずはGMATがきついと言われている4つの理由から御説明しましょう。

【その1:年間5回までしか受験出来ないこと】

【その2:スコアの変動が激しすぎること】

【その3:英語ネイティブと同じ試験を受けること】

【その4:試験中の手応えと実際のスコアが驚くほどリンクしないこと】

 

それぞれについて、解説していきます。 GMAT    


 

【その1:年間5回までしか受験出来ないこと】

TOEFLが(納得出来るスコアが出るまで)何回でも受験出来るのに対してGMATは365日の間に5回しか受験出来ません

そのため、「試しに1回受験してみよう」とか「何度も受験すればそのうち良いスコアが出るだろう」という甘い考えで受験してはいけません。

多くの受験生が、受験後期になって初めて、過去に対策不足で受験したGMAT1回分のハンデに苦しめられます。

GMATの点数が低ければ(合格率が低い大学向けのEssayを書いている時間なんてありませんので)トップスクールへの出願は見送るのが定石です。この理由で私の友人には、

奨学金の資格を手にしておきながら、GMATで年間5回の枠を使い切ってしまったがために、本命の大学への応募を泣く泣く諦め別の大学に進んだ人もいます

  つまり、大原則として、確実にスコアアップ出来るだけの努力をしていない限りは、(運悪くWaitingになったときに)GMATのスコアアップしかやれることがなくなる状態に追い込まれていないのであれば、GMAT受験は見送るべきなのです。   現実には、しっかり対策をして受験したにも関わらず「テストを受けた感触が明らかにおかしい(=どう考えても良いスコアが出ていないはず)」という理由で、スコア提出をしないで帰ってくる人が少なからずいるほど

多くの受験生が「無駄撃ち」に対して敏感な試験です

補足:スコア提出をしないと、実際のスコアは分からない代わりに、受験回数としてカウントされません。(その回の受験はなかったことに出来ます) last bullet   ただし、想定される最後の出願時期(e.g. 3rd Round)から逆算して、どう考えても、それ以降に受験する可能性がない状況であればとにかく持てる回数分全て受験すべきです。(後述しますが、GMATは実力以上のスコアが出ることもある試験です)      

【その2:スコアの変動が激しすぎること】

GMATを複数回受験すると実体験することになりますが、TOEFLが安定したスコアが出る(運によるブレ幅が少なくほぼ実力通りの点数が出る)のに対して、

GMATは受験するたびに点数が上下に大きく振れます

  魔球   自分自身の経験と直接の知り合いの点数変動を見た限り、真の実力から上下に50点以上も振れるようです。   つまり、例えば600点を出したとすると、その時の自分の本当の実力が550点〜650点のどちら側なのか分からず(550点なら基礎から再度強化すべきですし、650点なら後50点のために調整をすべきなのですが)

対策を見誤ってしまう(手を抜きすぎる、または、逆に過剰対応してしまい他の優先事項(Essay等)に十分な時間をかけられなくなる)

しっかりとした対策を取らずに再受験してしまう(その結果、貴重な5回枠を無駄に消費する) といったことが起こるのです。  

そのため、スコアでは実力がわからない(一体こんなので試験と言えるのか…という話はありますが)ため、今の自分が「予備校のテクニックをどこまで使いこなせるようになっているか?」を判断基準にして、スコアと真の実力の位置関係を推測する能力が求められます。      

【その3:英語ネイティブと同じ試験を受けること】

正確には「同じ試験を・同じ時間で解いて・同じ土俵(点数)で比較されること」です。  

TOEFLはノンネイティブの間での戦いですが、GMATはネイティブとの戦い

になります。当たり前ですがネイティブの人達だって人生賭けて受験しています。 少しでも志望度が高い大学に入るために、日本人の受験生同様に睡眠時間を削って受験準備をしているのです。 私が留学していた時にアメリカ人同級生達に聞いてみたところ、GMAT Official Guideは2周以上したと言っていました。

つまり

彼らも本気で受験しているのです。GMATは、ネイティブでも本気で対策しないと試験時間内では解けない試験だということです。

そんな中、英語を母国語としない日本人が、本気出したネイティブよりも高得点を叩き出さないと合格出来ないのです。(入学者の枠をネイティブと争います)

無理ゲー

GMATのWritingに求められるレベルはTOEFLよりもずっと高いですし、 Readingに至ってはTOEFLの比ではなく長文で、かつ難解な単語が散りばめられています。

このくらいハイレベルだからこそネイティブでも本気出さないと時間内に解けないのです。 (英語ネイティブの帰国子女であっても、予備校のテクニックを駆使して「長文は1題丸ごと捨てる」ほどの長文です)  

更に、努力の壁を超えたネイティブにしか分からない感覚でも差をつけられます。 例えば、自分の目でGMAT Official Guideを読み込んだ人なら気付いているかもしれませんが、 ネイティブも使っている このガイドの解説には「obviously, the answer is (B)」の1文で終わるような(まったく説明になっていない)解説が普通にあります。

どうやら、ネイティブには この解説で十分なようなのですが、日本育ちの人には確実に「その選択肢を選ぶべき理由が1mmも分からない」のです

つまり(せっかく同じレベルで対策しているにも関わらず)同種の問題が出たら解けない(一方でネイティブは高確率で正解する)ということです。  

そのため、人生賭けてガチンコ勝負してきているネイティブよりも効率的・効果的な対策が必要になります。

 

【その4:試験中の手応えと実際のスコアが驚くほどリンクしないこと】

CAT(Computer Adaptive Testing)形式の試験に共通する特徴ですが、 前半に誤答が多いと、後半は簡単な問題ばかり出題されるため「今回の試験は、結構な高得点いってるんじゃないの?」 という気分になります(死亡フラグが立っている状態です)が、 試験中にこう感じた人達の多くが、試験終了後に「Score Report」をクリックした後に表示されるスコアを見て 椅子から数分間立ち上がれない状態になります。

「俺の/私の1ヶ月の努力を返してくれ!!!!」と叫びたい気持ちをぐっと我慢して、帰路につきながら(落ち込んでいる時間なんて全くないので)その夜から再度GMATの勉強をせざるを得ないのですが…

  「今回やばいかも!」と思ったのに実際には高得点を取る逆のパターンや、 やばいと思って本当にやばかった人、いけた!と思ったら本当に700超えた人まで、

私自身も(私の知合いのMBAホルダ達も)GMAT受験の感触は全くスコアと連動しないことを痛感しています

  blind shooting

そして、この不一致感で何が困るかというと…

予備校に通っていないと、運悪く、悪い点数を取ってしまった後に、次回までにどこを補強すべきか(反省ポイント)が全く分からないことです。

 

通常の試験であれば「不正解の箇所を復習し、次回こそは正解にするべく糧にする」という前向きな考え方が出来るのですが、GMATでは、どの問題を不正解したか自覚がないので「復習⇒再挑戦」というプロセスを踏ませてくれないのです。

そのため「予備校で教わるアプローチ」と「試験で実際にどの問題をどのように判断したか?」の2つのズレを補正していくしかないのです。  


     

GMATで苦しめられる4つのポイントを説明してきましたが まとめると、GMATは予備校で対策を身につけてから受験をすべきものということです。

帰国子女でTOEFL(iBT)は予備校通わずに突破した人はいましたが、GMATを予備校通わずに突破した日本人を私は見たことがありません。

逆に、しっかりと一流予備校で対策を叩き込めば、TOEFLよりもずっと早い期間でGMATはスコアメイク出来ます。  

私は、TOEFL(CBTで受験しているので、iBTより楽だったはずなのですが…)でスコアメイクするのに8ヶ月かかりましたが、GMATは4ヶ月で志望校に合格出来るスコアを出して終えています。 私の周りにも同様にGMATを短期間で卒業した人達が何人もいます。 共通するコツは

愚直に/徹底的に予備校のGMAT対策アプローチを守ったこと
残り受験回数を絶えず意識して、対策が間に合わない時は受験しなかった(例え予約していてもキャンセルして)

の2つだけです。(特に後者はGMATの最重要ポイントです)

TOEFLの記事でも記載しましたが、留学・卒業後に何の役にも立たないTOEFLとは異なり、 GMAT対策で勉強した内容は留学中はもちろんのこと帰国後のLogical Thinkingの基礎にもなり「辛かったけどGMATをちゃんと勉強しておいてよかった」と今でも思うほど役に立っています。  

皆さまの早期のGMATスコアメイクを祈願しています!  

【御興味があれば以下の記事も御覧ください】
エッセイ対策について
予備校の選び方について

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