MBA取得を狙う君たちへ

実際に受験準備を始めるとすぐに気付きますが、MBA受験は驚くほど予備校やネットで入手した理想的な計画通りには進みません。MBA受験で苦労し合格した私だから伝えられる、志望校合格のための秘訣(何をやればいいのか?何はやらなくていいのか?)をご紹介します!

MBA予備校を勝手に比較しました

MBA予備校を勝手に比較しました

さて、前回まで

MBA予備校の比較サイトが存在しない理由

MBA予備校の選び方

について解説してきましたが、今回は超有名MBA予備校を大胆に比較してみましょう。

ここ数年の間にトップスクールに合格した人達からの情報によると、 2014年10月時点では

【TOEFL対策】
アゴスジャパン
濱口塾
Y.E.S. (Yoshii English School)

【GMAT対策】
アゴスジャパン(中山氏)
濱口塾
Y.E.S. (Yoshii English School)
Meister

【エッセイ対策】
Interface(デバリエ氏)
江戸義塾
elite-essays.com(
ブライアン氏)

といった予備校(カウンセラー)の評価が高いようです。

※私自身もお世話になった方々ですので個人的にもオススメ出来ます。

次に、ここで名前が挙がった予備校の中で合格先(数)を公開しているところだけに絞り込んだのが下の表に記載された予備校5つです。 各予備校の対策分野   ※Meisterは合格先(数)非公開なので、本来は表に含めるべきではないのですが、他の予備校以上に受講生の満足度が極めて高かったため意図的に含めています。

表中には、各予備校で提供している対策について

×:提供していないもの
○:提供しているもの
◎:提供していて、かつ、賞賛の声がとても高かったもの

で分類しました。  

次に、これらの予備校の公式HPに掲載されている受講生の合格先(数)について、全予備校に共通して合格者がいる学校だけ抜き出したものが以下の表です。

米国のランキングはUS Newsの2013年版、 欧州のランキングはQSの2014年版(合格者の平均GMAT点数) で順位付けをしています。

※Chicago等の一部スクールの記載がないのは、一部の予備校で該当期間に合格者が存在しなかったためです 予備校比較表 

なるべく最近の状況を把握するために、 2012−2014の3年間の1年あたりの平均進学者数を掲載しました。 (Interfaceのみ、2008-2014の7年間の情報しか掲載されていなかったため、この7年間での1年あたりの平均進学者数としています)

Interfaceや濱口塾は少数先鋭で有名な予備校ですので合格者の絶対数で比較することは意味がないと考え、 表中に記載された合格者数に占める比率(全合格者数ではありません)を%で右側に記載しています。   またこれから先の分析の前提として

・複数の予備校を掛け持ちして合格した人は、通った全ての予備校で合格者数としてカウントされている点

・通常、同じ人が複数の大学に合格するものですので合格者数は延べ人数となる点 (A大学、B大学に合格した人は、両側の大学の合格者数にカウントされている、ということです)

・4つの予備校のうち1カ所でも合格者がいない大学は表に記載していません。そのため、以下の集計結果が正確ではない可能性がある点

には御注意いただいた上で、あくまでも1つの参考としてご覧下さい各予備校のHPを御自身の目で必ず確認して下さい  

では、このデータから見えてくることについて以下紹介していきたいと思います。

【各予備校出身者の合格者数TOP3】

予備校比較表(top3)各予備校で合格者数が多いTOP3をピンクで囲いました。

それぞれの予備校が、どのレベルの大学受験サポートを得意としているのか(満遍なく得意なのか、偏っているのか)が見えてきます。

更に、緑色の帯で集計した 米国TOP10、米国TOP11-25、 米国TOP26-毎の比率を見てみましょう。 受講希望者を選り好みせずに受け入れ、受講生の希望する大学への入学を後押しするスタイルを取るのであれば、

(統計的に)最も受験者数が多い(ボリュームゾーンとなる)米国TOP11-25の合格数が高くなるのが自然です。

AGOSと濱口塾はこの傾向に乗っています。つまり「入塾者の選抜はしていないこと」と「基本的に受験生の希望に沿った大学受験をサポートしていること」がデータからも分かります。

では次に、各予備校毎に数値を見ながらどんな傾向があるか考えていきましょう。  

【AGOSからの合格者の分布】

予備校比較表 (AGOS)

予備校側からは何のバイアスもかけずにシンプルに受験者が受けたいところを受験させる、とてもフェアなサポートをしていることがデータからも分かります。

※この後の他校の解説を見ると、この特徴を理解して頂けると思います。

また、その一方で合格者数TOP3が全てのレベルに分散されていることからも 一部の大学に特化したサービスではなく、オールマイティにどの大学にも通用するサービスを提供していることも見えてきます。

数値からは見えませんが、

AGOSの一番の特徴はTOEFL, GMAT, エッセイ, Interviewトレーニングのどの分野においても 実績のある高レベルの授業・講師を用意していることです

また、個別の受験対策ではなく出願全体についてのサポートも他の予備校よりも充実しています。

これらの理由から、恐らく予備校選びに迷った人の多くはAGOSに通う傾向が高いのではないかと思います。

更に(現在では御自身はカウンセラー業はされていませんが)縁があり1度相談した際に頂いた、AGOSの横山社長(御自身もUCLA MBA)の長年に渡る経験に基づく出願戦略のアドバイス・コメントは、MBA受験中に頂いた他のどのカウンセラーのアドバイスよりも的確で鋭いものでした。

横山さんのような方が社長をされているからこそAGOSのサポートが受験生に広く受け入れられているのかもしれません。

 

それでは、次は濱口塾の傾向を見てみましょう。

【濱口塾からの合格者の分布】

予備校比較表 (濱口塾)  

関西エリアで最も有名な/信頼を集める予備校と絶賛されている通り全てのレベルで着実に合格者を輩出しています。

そして、全米TOP10および全米TOP11-25までの合格者比率も自然な数値(AGOSとほぼ同じ傾向)にあります。

もう1つの特徴が、欧州での合格率が高いことです

元々、どうしても米国でなければダメな理由、逆に、欧州でなければダメな理由をもつ受験生は確率的に全国に均等に存在していることを考えると(AGOSと比較して2倍近い合格比率である)濱口塾のこの数値には何か理由があるはずです。  

受験経験がない人達の間ではあまり知られていませんが、一般に欧州トップスクールは(出願のことだけに絞ると) ・GMAT不要の学校もある ・出願時期が米国よりも遅い という特徴があります。 (それ以外にも、米国よりも短い期間で卒業出来る、 米国と比べ物にならないレベルで多国籍、 欧州MBAホルダであること自体で差別化出来る、といった本質的な特徴もあります)

そのため、

出願準備で苦労をした人達(特にGMATのスコアメイクで苦戦した人達)は (出願を翌年に繰り越せないならば)早めに出願先を欧州にシフトさせるのが王道になっています。

私自身が濱口塾の受講経験がないので、あくまでも推測ではありますが、恐らく

何らかの理由で出願準備が遅れ、このままだと米国受験が不利になる受験生に対して、早めに欧州MBAへシフトするようにアドバイスをしているのではないかと思います。(一般論ですがこれはとても賢明な判断です)    

 

次に江戸義塾の特徴をみていきましょう。

【江戸義塾からの合格者の分布】

予備校比較表 (江戸義塾) 私自身が江戸義塾に通っていたので、この予備校が受験生を選り好みしていない(トップ校に受かり易い人だけ受講させるようなことをしていない)ことは確かです。 それにも関わらず

米国TOP10スクールの合格者比率がとても高いことが江戸義塾の1番のポイントです

エッセイカウンセラーには色々なタイプの人がいますが、江戸義塾社長&カウンセラーのEdward Lee氏は受験生自身に自分の特徴を深堀することを促すアプローチを取ることで定評があります (こう書け!と強く勧めてくるカウンセラーとは真逆です)

基本的に自分の頭を使ってネタを揃えていくプロセスの中で 「もっとこういう観点で何かやったことはないか?」 「この表現はもうちょっと具体的に書いてみてはどうか?」と鋭い質問を投げかけることでエッセイのストーリーが非常に強力になっていくこと

更に、

彼は各大学の特徴を非常に深く把握しているため、出願校の選択・エッセイ作成時に非常に的確なアドバイスまでしてもらうことも出来ること (私は、そこから自分で調べ直してエッセイに書き加えました)

当時、EdwardLee氏からは 「あなたの学びたいことに強いのは このあたりの大学だと思うよ。なぜなら、こんなコースや あんなカリキュラムが充実していて、在校生/卒業生からはこんな反応が出ているから」という話を聞かせてもらえました。

を特徴とするカウンセラーです。  

実際には、トップスクールになればなるほど

・オリジナルエッセイが課されたり

・他校で使い回せるような便利なエッセイでは合格が難しかったり

する状況を考えると、この脅威の合格率は彼のサポートの力でTOP10スクールの合格率が上がっているのだと素直に認めるしかない数値だと思います(その分、同じ金額で弁護士2名雇えるくらいにカウンセリング料金はかなり高額です)。

そして、

江戸義塾のもう1つの特徴が欧州MBAに強いことです (数値も濱口塾と同じくらい高くなっています)

これは

・彼は欧州の大学についても非常に深い知識をもっていること(ここは出願上とても有利に働きます)

・出願が遅れた学生に対して、本人も納得の上で早めに欧州シフトのアドバイスが出来ていること(私も米国泥沼に突入する前に、欧州出願を勧めてもらっていました)

の2つが主要因だと思います。   更に、数値からは見えてきませんが、

江戸義塾経験者の中でEdward Lee氏のサービスを悪く言う人が存在しない(私の周りにも、ネットで調べた限りも存在しません)というのは、この業界では信じられないくらい凄いことです。

※気になった方は御自身でもネットサーフしてみて下さい    

 

最後に Interfaceについてみていきましょう。

【Interfaceからの合格者の分布】

予備校比較表 (Interface)

10年以上前から(現在に至っても)賛否両論が激しいのがInterfaceでしょう。 数値から見える通り

米国TOP10スクールへの合格比率が最も高い

欧州MBAスクールの合格比率が最も低い

という特徴があります。 Interfaceでカウンセラーを経験して独立した、 ラウンド氏 (現 Round One 共同経営者) ブライアン氏(現 elite-essays.com所属) ロア氏(現 Roah Consulting社長) からも「2度と一緒に仕事をしたくない」と言われるほど、Interfaceの社長は常識を超越した変人ですが、

デバリエ氏から直接エッセイのアドバイスをもらった受験生は、必ずトップスクールに合格します

そして彼らは口を揃えて

デバリエとのカウンセリングはストレスフルだが、彼のエッセイカウンセリングの実力は間違いない

と賞賛しています。 そして(一時期はInterfaceを離れていたようですが)ルクレア氏 のカウンセリングも評価が高いです。  

話が逸れますが、ビジネススクールは

大成功する可能性が高い人達を自分の大学に入学させて

・更に成功率が高くなるサービス(授業等)を提供することで

卒業生から著名人を多く輩出し、知名度を上げて 更にポテンシャルの高い学生を入学させつつ授業料を上げることも出来る というフィードバックループを回す「ビジネス」をしています。 (これがビジネススクールの王道ビジネスです)

この欧米では当たり前のビジネス感覚をもって 予備校ビジネスを提供しているのがInterfaceだと言われています。

そのため、デバリエ氏を指定して受講することは出来ません。 彼のサービスはお金だけで買えるものではないのです。 簡単にいうと、

俺がお前のカウンセラーになるべき理由を、俺に説得してみろ!という、ある意味MBAエッセイと同じスタンスなので

申込をして授業料を支払った後にはじめてカウンセラーが通知され、通知後のキャンセルは不可 という王様条件がついていた時期も過去にはありました。(私は10年前にこの条件で入学し、ハズレカウンセラーをあてがわれました)  

今は、さすがにそこまで上から目線ではなくなったようです (WEB見る限りは、誰が担当カウンセラーなのかを知ってから授業料を支払うという「普通」の形になったようです)が デバリエ氏に直接エッセイを見てもらえる、かつ、彼のプレッシャーに耐えられるほどのメンタルタフネスを持つのであれば、100%入学すべきですし、 ルクレア氏も(口の悪さと)アドバイスの的確さには昔から定評があるカウンセラーです。

更に、まだ有名ではないものの優秀な別のカウンセラーに出会えた場合にももちろんInterfaceに通うメリットはありますので、 最後は御自身でリスクテイクの判断をして下さい。

【補足】 こういう方針の予備校ですので、TOP10の比率が50%で、それ以外のランクの学校はAGOSの半分以下の合格比率になっているのでしょう。  


 

さて、合格者数を公開している有名予備校について データ+ヒアリング+実体験から解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?  

合格者数が公開されていないため比較に含めませんでしたが、Y.E.S.の吉井氏、elite-essays.comのBryan Shih氏、 そしてMeisterのMilton Miyazaki氏は、 今でもトップスクール合格者達から 「あの授業を受けてなければ絶対に合格してなかった」と絶賛され続けている方々ですので、 受講候補として実際に説明を聞きに行く(もしくはemail等で連絡を取ってみる)価値はあると思います。

そして最後に、 お伝えした内容は あくまでも私個人の意見ですので、お知り合いのMBAホルダ・在校生からの情報を元に皆さまの最適な出願を支える予備校を探して下さい!(どの予備校に通うのかで、本当に合否が分かれますので…値段だけで判断せず、くれぐれも慎重に選んで下さい)  

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